2010年11月14日

ごきげんよう(挨拶)

初実写化と謳われた映画『マリア様がみてる』を観てきた。
超非公式を含めると二度目だけど

mariasama
都内にたった2箇所しかない上映館のひとつ、
新宿伊勢丹のそばにある小さい映画館。
封切りから1週間しか経っていないというのに、
早くも上映は当初の1日3回から
18時・20時の2回に減っていたところに不安を覚えた。

全席50席程度と小さいホールの観客は
上映開始時点で30人に満たない程度、女性比率はおおよそ1/3。
意外に入っている。

(以下ネタバレと思う箇所は反転させてます)
上映開始前に諸注意をしてくれるのは
祥子さまと祐巳のSDキャラ。CVはアニメ版。
「上映中のロザリオの受け渡しなどは禁止です」
ここでツッコミ前提のネタを挿入してくるか。

作中の季節については明言されていないが、
木々は青々と茂っていながらまだ冬服の時期。
地面に枯葉が敷き詰められた場面もあるが、物語へ影響は無い。
桂さんの存在そのものがカットされていた。
学園内のシーンは3箇所でロケをしたようだ。
校内・中庭・講堂など最も映る機会の多い建物は
おねがいシリーズ『木崎高校』のモデルでおなじみ、
北杜夫(当ブログは原則敬称略)の母校でもある旧制松本高校。

high school
数年前撮った写真だが、だいたいこのイメージのままだった。
衣装合わせで胸に詰め物をするところが未遂で終わったのは残念。
講堂内でダンスの練習をするくだり。
古い木の床に『ごっ、ごっ』と足音が響いたことで、
校内でも皆ずっと革靴のままということに気付いた。
そういえば昇降口のシーンはあるが、下駄箱は出てこない。
体育のときはどうするのだろう。
中盤「ナツメさん」「銀杏ひろい」のくだりカット。
新聞部に追い回されたという台詞が理解しづらくなった

そして中盤過ぎ、実質キャスト唯一の男性である優さまが登場。
祐巳が校門前で迎えるシーンはずっと俯瞰のまま、もしかしてここ代役?
彼の細かいエピソードはかなり削られ、薔薇の館内での短い会話のみなので
(この時点では)イケメンで完璧すぎる超人……という印象はやや薄い。
全体的に早送り気味にもかかわらず、ふたりきりでダンスを踊るシーンに
じっくり時間を割いたのはいい緩急のつけ方だった。

そして物語のヤマ場の現場は銀杏並木ではなくなり(空き教室?倉庫?)
居合わせる人物も最低限に減らされてしまった。
おまけに、白薔薇さまがガチでアレという設定が無くなっている。
第一声は「柏木、お前帰ったふりして何してるんだ!」……普通。

文化祭本番は原作どおり映像化したら手間がかかるためか
後夜祭ともどもあっさり終わる。
締めはオリジナルで、ああそうきたかという感じ。

エンディングテーマは余韻に浸れるいい曲なのだが、
そのCoorieがコレのOPも担当していたのは偶然?それとも……


なんだかんだで突っ込みばかりになってしまったが、
あちこち捻じ曲げられがちな条件が揃っていたにもかかわらず
原作のテイストはちゃんと出されていた。

というわけで、観たあと思わず解説本(1000円也)を買ってしまう。
祐巳役の人ってまだ中学生だったのか、3年生のキャストにはハタチ越えもいるのに。
かなりフランクなキャラだった蔦子さん役の人は、インタビューでは眼鏡を取り
髪に手をやり口を少し開けた色気たっぷりの表情で、本編と全く印象が違った。
posted by 環 俊次 at 03:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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